執筆者
斎藤 勲
地方衛生研究所や生協などで40年近く残留農薬等食品分析に従事。広く食品の残留物質などに関心をもって生活している。
残留農薬分析はこの30年間で急速な進歩をとげたが、まだまだその成果を活かしきれていない。このコラムでは残留農薬分析を中心にその意味するものを伝えたい。
地方衛生研究所や生協などで40年近く残留農薬等食品分析に従事。広く食品の残留物質などに関心をもって生活している。
2014年頃から残留農薬の急性参照用量(ARfD)を用いて、短期暴露評価を行う取り組みが進んでいる。短期暴露評価には、個別の食品の摂取量の97.5パーセントタイル値に、作物残留試験成績における最大残留…