写真企画〜食べもの万華鏡
写真を中心に「食」をお伝えするコーナーです。ご寄稿を受け付けていますので、事務局までご連絡ください。検討のうえ掲載させていただきます。お断りする場合もありますのでご了承ください
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厚生労働省が2019年に「届出制度」を定めたゲノム編集技術応用食品。その届出第1号となったのが、サナテックシード(株)の高ギャバトマトです。 どんなトマトなのでしょうか?
このトマト、名前は「シシリアンルージュハイギャバ」。 元々は「シシリアンルージュ」という品種で、ゲノム編集技術により、ギャバを合成する力を高めたものです。
ギャバは、血圧上昇抑制やリラックスに効果があるとされる成分です。もともとトマトに含まれていますが、「シシリアンルージュハイギャバ」では、元々の「シシリアンルージュ」よりも4~5倍、濃度が高いとされています。
サナテックシードは筑波大学発のベンチャー企業。開発したトマトを、まずは理解し希望する人だけが自分で生産し、消費するように、家庭菜園向けに栽培モニターを募集しました。 このトマト、今は、日本全国で、5000人を超える栽培モニターによって、栽培されているところです。
栽培モニターには、無償の苗のほか、肥料等が配布され、栽培サポート情報が提供されています。また、ラインのオープンチャットのシステムで、事務局と栽培者同士、情報交換ができるようになっています。
オープンチャットには1000人以上が参加し、1日の投稿数は軽く100件を超えます。
追加の肥料はいつやればいいのか、雨除けは必要か、支柱は150センチで足りる? 葉っぱに斑点が出ているけれど何かの病気? などとさまざまな質問が寄せられ、事務局がていねいに対応。栽培モニターの中にもベテランや専門家がいて、教え合ったりしています。
ゲノム編集技術を用いてできた生物のうち、外部から導入したほかの生物の核酸が残っておらず、数塩基の変異を導入した生物については、任意の届出や情報提供を行うことになっています。
このトマトは、開発したサナテックシードが、厚生労働省や農林水産省に、1年を超える事前相談をしたうえで、届出を実施。
届出にあたり、このトマトは遺伝子組換え生物には当たらないと判断されています。 科学的には、従来の品種改良と同等の安全性が担保されているということです。
参考 https://bio-sta.jp/news/administration/2152/
当方、トマト初心者ですが、うまく育てることができれば、また投稿します。乞うご期待!
(TERUKO)
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